NPO法人フレンドシップ
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フレンドシップ メッセージラリー
■8/18放送

薬害イレッサ 東京支援連絡会 運営委員 中央大学法学部四年生 武石広美様

 

右 :薬害イレッサ 東京支援連絡会
   運営委員 中央大学法学部四年生
    武石広美様

左 :パーソナリティ
   皆藤慎太郎

皆 藤: 今日は薬害イレッサ 東京支援連絡会の運営委員 中央大学法学部四年生の武石広美さんをお迎えしております。よろしくお願いいたします。
東 原: よろしくおねがいします。
武 石: よろしくお願いします。
皆 藤: 現在、武石さん、どのような活動をされているんですか。
武 石: はい、イレッサという肺がんの治療に使う抗がん剤があるんですけど、そのイレッサの副作用でお亡くなりなったご遺族や、かろうじて命を取り留めた方が原告となって、国と製薬会社を訴えた裁判があるんですね。それが薬害イレッサ訴訟と呼ばれているんです。その訴訟とか、原告さんを支援して、抗がん剤による薬害をはじめ、歴史の記録を生かせず、なかなか薬害なくならないんですけども、その薬害全般を撲滅させようと、そういう活動をしています。
皆 藤: 薬害の裁判っていうとね。今、武石さんも法学部の学生ですから。
武 石: はい、そうですね。難しいんですけどね。なかなか。なくならないですね。
皆 藤:

何か私達にもできることって、お手伝いできるようなことってあるんでしょうかね。

武 石: はい、訴訟っていうと、皆さんなかなか縁がない。日本では裁判ざたとか言うと悪い事みたいに思うことが結構ありますよね。ただ、訴訟するということは、利点もあって、訴訟によって、政策が形成されたり、新しい法律が作られたり、そういう良い面があるんです。そういうことを考えると、是非、裁判の傍聴に来ていただいて、その政策形成、法律形成の一員として、参加していただきたいなっていうのが、私達支援の会では、広く訴えてることなんですね。
皆 藤: 薬害問題にも我々が関心を少しでも持てば。
東 原: 陪審制度とか、どんどん変わってきてますもんね。
武 石: そうですね。
皆 藤: 今回の薬害イレッサの訴訟なんですけれども、訴訟自体が求めてるものっていうのはどんなものなんですかね。
武 石: はい、まずですね、安全な抗がん剤を承認する国の承認制度にちょっと問題があると思うんですね。だからそれをまず抜本的に改革してほしい。そして、承認後は患者さんに正確な情報が得られるような情報公開システムが国と製薬会社に求められてると思うんですね。やっぱり患者さんというと、なかなか自分で情報を集めるというのは、難しい面がありますので、どうして、医師にゆだねるということになるんですね。でも、このイレッサの場合は、肝心の医師も情報を全て把握してなかったということは多くて、やはりそういうことでは、医療不信というのは、どんどん今後もつのってしまうので、改善してもらいたい。ということですね。あともうひとつ抗がん剤の副作用っていうのは、公的な医薬品副作用救済制度っていうのがあるんですけども。それは過去のスモンとか、そういう薬害の方は、救済対象になっていて、遺族年金ですとか、医療費ですとか、そういう保証があるんですけど、抗がん剤はまだ薬害始まったばっかりですので、対象になってないんですね。で、しかもその対象になってない理由っていうのが、がん患者は亡くなる率が残念ながら高いので、そういうことを考えると、副作用といっても、一概にそれだけで亡くなったのではないということで、どこかがん患者の命は軽んじられてるっていうか、そういう面がどうしてもあるんですね。でも重さの違う命ってこの世にはないと思うので、その辺の救済制度の確立を求めています。
皆 藤: では最後にラジオを聞いているリスナーの皆さんに一言メッセージをいただけますか。
武 石: 薬害根絶は、あなたの力が必要です。是非お力を貸して下さい。よろしくお願いいたします。
皆 藤: はい、今回のメッセージラリーのコーナーは、薬害イレッサ 東京支援連絡会の運営委員 中央大学法学部四年生の武石広美さんをお迎えいたしました。ありがとうございまいした。
東 原: ありがとうございました。
武 石: どうもありがとうございました。
 

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